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93.【 最終回 】決断を間違えない、浮気のパターン化方法とは?




さて前回までは浮気が発覚したとして、離婚に至らないケースについて
詳しく掘り下げてきました。今回は離婚に至るケースのお話です。






では浮気が原因になって、離婚に向かってしまうケースというのは
どのような場合でしょうか?
浮気がバレても結果的に離婚しないケースと、どのように違うのでしょうか?




内容が重複しますが、大事なことなのでもう1度お話します。
離婚するかどうかの判断基準は「相手を更正させられるかどうか」です。


更正できる余地があれば離婚しない、更正作業をあきらめる場合は離婚する
この「二者択一の選択」です。




では今回の場合に当てはめると「更正できる余地がない場合」がイコール離婚になります。
今後、浮気を止めさせることができないと「更正できる余地がない場合」になります。


浮気を止めさせられないというのは、何度も「浮気をしないように」とお願いしても
その都度、別の相手との浮気が発覚したり、時間が経過して同じ相手と復縁したことが
バレてしまうことです。


この状況になると「浮気=離婚」が現実的になります。




上記のように何度も浮気が発覚すると「更正できない人」
というレッテルを貼られることになりますが
更正できないことのデメリットは『信頼関係の崩壊』です。


もちろん夫婦は相手を信用しているから同じスペースで生活していますが
一方で信頼がなくなれば、同じスペースにいることは困難になります。




「相手を信用できないから離婚する」
これは簡単な言葉ですが、非常に的を得ています。


信頼関係が壊れてしまうと、もはや日常的なコミュニケーションをとることも
ままなりません。これは夫婦に限らず、どんな人間関係でも同じことです。




コミュニケーションとは言葉のやり取りですが、もし双方に信頼関係がないと
相手が発した言葉に対して過剰反応を起こすことになります。


「本当のことなのか」「言葉の裏にどのような意味があるのか」
「いったい私にどんな答えを求めているのか」
といったん疑い始めてしまうと本当にキリがありません。

どんどん相手が「とんでもない人」に見えてきます。




信頼関係が出来ていれば全く問題ないのですが
信頼関係がない場合、10分20分だけ話をするだけでも
大きな苦痛を感じるようになります。

いっそうに疑心暗鬼になり大きなストレスを背負うことになります。




この状況をそのまま放置しておくには、相当に我慢を重ねる必要がありますが
それに耐えかねて同じスペースにいることを止めるのが「離婚」という状態です。




離婚という状況を言い換えるなら
上記の「相手を信用できないから離婚する」ということです。

このことを漠然とした表現ではなく、具体的に浮気の場合に当てはめると
こんな感じになります。



例えば、浮気が発覚し、そのことを問い詰めて、
相手が「もう浮気はしない」と約束したとします。



その言葉をそのまま受け入れ、信じてみようという気持ちになれば
離婚には至りません。やり方次第では浮気発覚前の状態に戻ることができます。





その一方で「もう浮気はしない」という言葉に対して
過剰反応すると次のようになります。

「本当に浮気をしないのか」「言葉では上手いことを言ってるけど」
「何を根拠に浮気しないと言い切れるのか」と疑い始めてしまうことがあります。




言葉を素直に聞き入れる場合と、疑心暗鬼になる場合とは一体何が違うのでしょうか?
すでにお分かりかと思いますが、信頼関係の有無です。


信頼関係があれば「もう浮気はしない」という言葉を聞き入れることができ
信頼関係がなければ、その言葉を疑い出すということです。




ここまで事態が悪化してしまうと、離婚が避けられない状況になります。
浮気=離婚が現実味を帯びてきます。




では浮気の場合、どのようなケースなら信頼関係が崩壊するのかを考えてみる必要があります。


浮気が発覚しても、信頼関係が残る場合、残らない場合があるからです。
その区分けをきちんと知っておく必要があります。




一番初めにお話したように、1回目の浮気の場合、多くのケースで離婚に至りません。
なぜなら信頼関係が、まだ少し残っているからです。

その結果、「もう浮気はしない」という言葉を一応は信じることができます。




その一方、信頼関係がゼロになってしまうケースというのもあります。
これは浮気が1回ではなく、複数回繰り返されているケースです。


複数回というのは2度3度という意味ですが、
信頼関係を崩壊させるには2回目でも十分です。


なぜなら「約束を守れなかった」という状況が発生するからです。
約束を守れないことが、そのまま信頼関係の崩壊につながります。





浮気が複数回、発生するということは
相手を問い詰めた回数も複数回、
「もう浮気はしない」という言葉も複数回ということを意味します。


似たような場面にあなたも、相手も何度も遭遇することになります。

相手は何も思っていないかもしれませんが、
あなたは「そういえば2年前も同じことがあった」と
思い出すことになり、怒りの感情は余計に増大していきます。




また「もう浮気はしない」という言葉の効力はどんどん弱まっていきます。
1回目より2回目、2回目より3回目の方が弱くなります。



なぜなら1回目の約束を破られたから2回目が発生し、同じく
2回目の約束を破られたから3回目の浮気が起こっているからです。
「もう浮気はしない」という約束は一体なんだったのか?
と心底、絶望する結果になります。




このような経緯があって、3度目4度目の浮気が発覚した場合、もし相手が反省し
「もう浮気はしない」と謝ってきたとしても、その言葉を真に受けることはできません。
「どうせ約束守れないんでしょ」と相手を疑いにかかるからです。



約束を守れないから信頼関係が崩壊するのか
信頼関係がないから約束を交わせないのかは分かりませんが
浮気が常習化するのは、このような流れを踏んでいます。



これが信頼関係の崩壊した瞬間です。

上記のように信頼関係がなければ夫婦関係は続けることはできませんので
そのまま離婚にむかいます。




ここでは分かってもらいたいのは、離婚に至る心理状態になかで
何に一番、怒りや嫌悪感を感じているのかです。

これは本当に真剣に考えてみる必要があります。




怒りの対象は「不貞行為そのもの」ではありません。
「せっかく取り付けた約束を何度も破られたこと」に対して怒りの矛先が向かっています。


約束を複数回、反故にされ、信頼関係が崩壊することが
イコール離婚ということになります。

ですので回数の問題ではなく、
2回目の浮気でも十分、離婚にむかうことはあるのです。





この例をご覧になると「決定的な離婚原因」が何なのか
十分、お分かりいただけると思います。



このようにパターン化して見ていくと、
どの状況なら離婚する、どの状況なら離婚しないということが分かってきます。
自分に置かれている状況が分かれば、それほど難しい判断ではありません。




ただ、そうは言っても現実問題として、正しい判断ができないケースも多いです。
なぜなら離婚問題の当事者は頭のなかが「それどころではない」からです。



子供のこと、親権や養育費のこと、転居先にこと、実家のことなどが
頭のなかでグルグル回り、一番大事な「離婚するかどうか」を後回しにしてしまいます。




そして、いざ「離婚しようかどうか」を決断するにあたり、事前知識がないため
真逆の判断をしてしまいます。


これは上記のパターンを知らないがために行ってしまうことです。
その判断とは次のようなものです。


「早急に離婚を切り出さなければならないのに、離婚を切り出せない。」
相手に更正の余地がないのに、婚姻関係を継続していく、という判断をしてしまいます。





信頼関係が崩壊したまま、婚姻関係を続けることは、相当に大変なことです。
大きな不安や心理的ストレスを抱えたまま、それを我慢していくことになるからです。




コミュニケーションを例にとっても、相手の言葉1つ1つに揚げ足をとって
難癖をつけたくなります。

難癖をつけるだけなら良いですが、心の優しい人は「そんなことをしている自分」が
嫌で嫌で仕方なくなります。そして自分をどんどん追い込んでいきます。

その状況を頑張って我慢していくのが「更正の余地がないのに婚姻を続けること」です。




相手に「約束を守れない人間」のレッテルを貼ることは簡単かもしれません。
しかし今後のコミュニケーションに大きな欠陥を残すことになります。

欠陥は浮気の修羅場だけにとどまりません。
他のあらゆる場面でも相手に対して疑心暗鬼にならざる得ません。




例えば今月の生活費を渡してくれなかった場合の話です。

今までは給料日に手渡しでもらっていた生活費20万円を
今月は渡してくれなかった、とします。





もし信頼関係が残っているのなら「今月は忘れているのかな」で済む問題です。

給料日が過ぎていても「忙しくてATMに行く時間がないのかも」と
少し待つ心の余裕があります。




一方、信頼関係がない場合、感情的に相手を問い詰めていきます。

・生活費を渡さないなんて別居の準備?
・愛人に貢いでいるのでは?
・会社のお金を横領して、それを返済しているから、生活費に回らないのでは?


これは生活費未払いの話ですが、この場面だけに限られることではありません。
このような押し問答が逐一、いろいろな場面で現れることになります。



実際にこのような状況になっている人も、そうでない人もいると思いますが
これは精神的に相当な負担になりますし、胃腸が痛い日々が続きます。




さて「離婚するのかどうか」の最終判断をするとして
2つのことを天秤にかけることになります。


1つは「この状態が続くこと」もう1つは「この状態から脱出すること」です。

この2つを天秤にかけ、「この状態から脱出すること」を選んだ場合
その瞬間が「離婚成立」です。




通常はこのような流れを踏むはずですが、実際のところ、そう単純には進みません。

「もうこれ以上我慢できない、耐えられない」と思っていても
何かの間違いで「この状態が続くこと」を選んでしまうのです。


これが上記でお話した「真逆の判断」です。

この状況をここ最近、よく目にするようになりました。





それは「過度なストレスを背負っているの婚姻を継続することを選んでしまう」ということです。

基本的に人間は自分の許容以上にストレスや苦痛を受け入れることはできません。

許容範囲を超えるストレスや苦痛を浴びてしまった場合
身体や心のどこかに変調をきたすことになります。


身体の変調というのは自立神経失調症やメニエール病など
心の変調とはうつ病や統合失調症などです。




このような変調は我慢を重ねてエスカレートすると
自殺未遂にまで発展することがあります。


さらに自殺未遂を何度も繰り返すという結果になります。


私はそのような場面を見たくはないのですが、現実問題として、
そのようなケースがあることは否定できません。

「起こってしまうこと」のは確かなことなのです。




基本的にここまで精神的に追い詰められてしまうと、そうなってしまってから
こちらで今の状況を回避させることは非常に難しいです。


上記のように「離婚がやむを得ない状況」でも、
離婚を切り出すことができないからです。
対処するのでしたら「こうなる前に」手を施すことになります。


私が時間をかけて、このようなメールを書いているのは、最悪の事態を
意識して避けてもらうためです。

意識的に行動を起こさなければ、泥沼にはまる可能性が非常に高いです。





もちろん、離婚自体を推奨しているわけではありません。

離婚しない選択肢で上手く解決できるのでしたら、
その方法を模索するのみ1つの方法です。


ただ婚姻を継続することで、立ち直れないほどの身体的な傷、
もしくは精神的な傷を負うことはありません。



これまでお話したように最悪の状況を避ける方法は存在しますから
あらかじめその方法を理解した上で、実行するつもりがあるのなら
行動に移していただきたいと思います。






今回お話したのは、浮気の事例ですが根本的な解決方法は
借金や暴力などのケースとほとんど変わりません(性格の不一致は除く)
離婚原因が借金や暴力でも、少し工夫をすれば応用ができますので
うまく行動して最悪の状況を回避していただきたいと思います。





浮気発覚時に離婚する、しないのパターン化(対処法のまとめ図)>


浮気が発覚しても離婚しなくても良い場合
■ はじめの浮気
■ 更正の余地がある


浮気が発覚したら離婚しなければならない場合
■ 浮気が常習になっている
■ 配偶者より浮気相手を選んだ(浮気相手と再婚したい)


→今回はこのケースについて詳しくお話していませんが
これも更正の余地がありませんので、離婚することになります。

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