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10年後に後悔しない離婚情報の玉手箱 <慰謝料の巻>

110。手を汚さずに社内不倫を止めさせる方法


さて前回は不倫が始まり、既婚者であることがバレてしまった場合
「迷惑をかけない」という約束をし、
不倫関係を続けるというところまでお話してきました。


「迷惑をかけない」とは具体的にどのような意味なのでしょうか?






1つは修羅場に巻き込まないという意味で、
配偶者が浮気相手との接触を希望しても


自分がその窓口になり、直接、浮気相手に
連絡できないようにするということです。



もう1つはお金のことで、今回問題になっている慰謝料です。
もし慰謝料を請求されても、自分が代わりになって支払い、
浮気相手に負担させないという意味です。




「迷惑をかけない。自分が責任をとる」という約束を2人の間で交わしている場合
その約束をそのまま実行されれば、
あなたの配偶者が慰謝料を立て替えるのも自然な流れです。



慰謝料を立て替える理由は、不倫関係を続けたいからです。



もちろん、以前にした約束を守らなければならない、というのも1つの理由ですが
それ以上に、慰謝料を立て替え、誠意を見せれば、修羅場になっても
関係を続けられるという思惑があります。



ただ、あなたにとって、配偶者が代わりに慰謝料を支払い、
浮気相手に何の負担もないという状況は非常に困ります。




せっかく勇気を振り絞って請求したのに、お金は手に入りましたが
浮気相手に痛手はなく、別れてくれるかどうか、分からない状況だからです。



また、もらったお金も本当は、配偶者の口座に入っていたもので
本来なら、あなたの生活費や子供の学費に使うはずのお金だったかもしれません。



配偶者の口座から、あなたの口座に入っただけで、
あなたは新しく200万円を手に入れたわけではありません。



このように考えると、せっかく時間と手間、
お金をかけて実行した慰謝料請求ですが
ほとんど意味がなかったというのが結論です。





ここまでのお話で、浮気相手と同じ職場の場合、慰謝料を請求しても
あまり成果があがらないことが分かりました。



社内不倫は慰謝料請求の効果がない、
少し特殊なケースですが、だからと言って
不倫を止めさせる手段がないわけではありません。




社内不倫は名前の通り、会社内での浮気ですが、
同じ会社にいるという特徴を使って
浮気を止めさせる方法があります。



会社の力を使って、慰謝料請求では達成できなかった
「関係解消」「復縁禁止」という目標を
達成することができます。




では、具体的に職場に対し、どのようにアプローチしていくのか、見ていきましょう。
まず整理したおきたいのは、不倫が良いことか、悪いことかです。



もちろん正解は「悪いこと」ですが、
2人があまりにも長期間、公然と関係を続けていると
その関係を指摘するこちらの方が間違っているのではないか、
と錯覚するケースがあります。




「不倫は悪いこと」という認識ですが
浮気相手と配偶者との間でそのような意識はないかもしれません。




ただ、この2人以外の全員は「不倫は悪いこと」
という認識で一致しています。



全員というのは、あなたも含まれますし、職場の上司、同僚も同じです。
当たり前ですが、まずはこのことを押さえておくことです。


「不倫は悪いこと」というのは常識の問題かもしれませんが、法律の問題でもあります。
不倫は法律で禁止されており、許されないことです。



不倫は違法行為ですから、会社としては、
それを社内で公然とされると困ります。



そのため、社内の不倫は禁止されていますが、それはあなたのためではなく
不倫関係にある人が増え、家庭が壊れると、社内の空気が悪くなりますし
仕事にも悪い影響を与えるからです。



大きな会社ですと「社内不倫は禁止」ということが社内規定に書かれています。
なんとなく禁止ではなく、きちんと規定に定められています。



書面に残っているのは非常に心強く、
規定に違反した場合のペナルティも書かれています。



具体的には減給、謹慎、左遷、解雇などが処分の内容です。
会社としては、不倫が発覚した場合、このいずれかの処分を
配偶者、浮気相手の両方に科すことができます。




あなたからすれば、自分の手を汚すのではなく、不倫の事実を会社に「チクって」
会社にこの2人を処分してもらった方が話は簡単です。




大きな会社なら、この手の問題を扱う倫理関係の部署がありますので
そこの担当者に連絡を入れ、今回の一部始終を話し
「困っているので、何とかするよう」お願いをします。



チクる先は直属の上司ではなく、倫理関係の部署にするのがコツです。
上司は部下の味方をしますから、
処分ではなく、注意で済ませてしまうことがあります。




また場合によってはもみ消され「なかったこと」にされる可能性があります。
上司の方が内部規定を詳しく知らず、
また今の状況に対して危機感を持っていないことが原因です。




上司からすれば、直接仕事に関係のない、
面倒なことだと思われて仕方がありません。


いずれにしても上司はあなたの側の人間ではありませんから、協力してくれないと
思っておいた方が良いでしょう。







ここで問題になるのは、会社がこの2人に対して、
どのような処分をするのかです。


職場は裁判所ではありませんから、
すべての人間を平等に扱うわけではありません。



会社にとって大事な人物には軽い処分を、
それほど大事でない人物には重い処分をします。



その結果、大事な人物を社内に残し、大事でない人物には辞めてもらう
というのが基本的なスタンスです。




今回の場合でいうと、
配偶者の方が大事な人物、浮気相手の方が大事でない人物です。



配偶者は減給や謹慎で済まされるかもしれませんが
浮気相手には「通勤できないような支店への左遷」
「部署内に残れないような雰囲気を作った後の自主退職」(いわゆる肩たたき)
といった厳しい処分を科されます。




なぜなら、会社としては不倫を止めさせる簡単な方法は
同じ支店、部署にいた2人を、別々の支店、部署に移動させることです。



勤務時間内に顔を会わせることができなければ、
社内で不倫をすることはできません。



逆に同じ部署に残した場合、2人を朝から晩まで見張ることはできませんから
本当に関係を切ったのかどうか、保証できないからです。




このように社内不倫の場合、会社の力を借り、本人同士の気持ちはどうあれ
物理的に会えないようにしてしまうのが有効な方法です。



あなたとしては一度、倫理担当の部署に出向き、話をするだけで
たいした手間や時間はかかりません。




後は職場の人間が動いてくれますので、あなたが浮気相手にアプローチする必要はなく
浮気相手のやり取りで嫌な思いをすることはありません。



あなたは職場の担当者からの報告を待つだけです。
「浮気相手は○○支店に異動になりました」という報告を聞くことで
この問題はいったん、解決します。



私の印象では浮気相手が異動や転勤になるケースは少なく、
責任とって自主退職する人が多いです。




やはり浮気相手も、心のどこかで罪悪感を持っていたのかもしれません。
ただ今回の場合、浮気相手を心配する必要はなく、会社を辞める形で
責任をとったのだとドライに考えることです。



また会社に浮気相手との関係を知られた場合、
配偶者の態度が急に変わります。



今までは不倫関係を維持するために、責任をとり、
慰謝料を立て替えてきましたが
会社に知られた途端、浮気相手をかばうことはなくなります。




なぜなら、優先順位は仕事、不倫の順で、
不倫より仕事の方が大事だからです。



浮気相手をかばうことで、「とばっちり」を受けることを恐れています。
浮気相手のフォローをすることで、
自分の処分が重くなるような結果は望んでいません。




不倫のせいで自主退職するような事態は避けたいと考えているため
今まで浮気相手をかばっていたのに、
急に態度を変え、浮気相手に不倫の原因を押し付けます。




浮気相手が会社を辞めることになっても、自分だけは何とか残りたい
そのような自分勝手な考え方です。
このご時勢、会社をクビになると、再就職するのが難しいという心理も働いています。




そのため、会社に密告することは、
配偶者と浮気相手の「気持ちのつながり」と絶つ効果もあり
それはあなたが望むところです。




ただ、会社の力を借りる方法にはメリットだけでなく、デメリットもあります。



(次回に続く)

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平成21年5月6日、テレビ朝日16時30分〜「スーパーJチャンネル」
『実録リカツ(離婚活動)』に専門家として出演し、コメントしました。



◆ 平成19年9月11日 読売新聞 あんしん社会保障
「年金分割・最前線、上〜導入5ヶ月「離婚ラッシュ」起きず」
という特集に露木幸彦のインタビューが掲載されています。



◆ 平成20年2月4日静岡放送「澤木久雄のとれたてラジオ」に露木幸彦がゲスト出演しました。離婚年金分割、改正DV防止法について解説



◆ 平成20年4月8日 毎日新聞・朝刊13面「くらし生活Lifestyle」に
露木幸彦の離婚年金分割の解説が掲載されています。




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