きっかけは1通のメールでした。「もう戻らない。別れて欲しい」

このメールを突然、携帯電話で受信した男性（30代・愛知県半田市）。産後、実家に里帰りした妻が送ったものでした。「着信あり」から半年後、彼は妻の声を聞くこともなく、産まれたばかりの娘の顔を見ることなく離婚に応じることに。一体どのくらいの人が「三くだり半」のメールを送っているのか？

【　4人に1人は『顔なし離婚』　】

アンケートは平成21年1月1日〜3日に実施し、有効回答数は218件。「どのように離婚を切り出たか」という質問に対し、11％の経験者が携帯メールと答えた。「気まずいことは携帯メール」でという習慣は夫婦間でも例外ではない。

離婚は「夫婦の最後のけじめ」ですが、メールは心理的な抵抗が少ない分、思い切った行動をとりやすい。手紙（7.3％）電話（7.3％）を含めると、全体の25％が相手の顔を見ないで別れを切り出した。

次に「離婚を決断してから切り出すまでの期間」を聞いた。1ヶ月（36人、16.5％）が一番多く、1年（15.5％）6ヶ月（14.6％）と続き、7割以上が1年以内に行動に移している。また別れを決断した理由を聞いたところ、性格（40.8％）が一番多く、浮気（19.7％）お金（12.8％）の順番だった。

パートナーの性格に不満を持ち、それを解決できないと1年以内に別れを切り出すのが多数派です。いつ誰の携帯に「離婚して」とのメールが届いてもおかしくはない。